死角だらけのハイゼットにドラレコを!

カスタム・DIY

ハイゼットカーゴ【S700V】にドラレコ(JADO T860-1)をDIYで取り付け|配達仕様カスタム第1弾

この記事では、死角の多いハイゼットカーゴ【S700V】にミラー型ドライブレコーダー「JADO T860-1」をDIYで取り付けた全手順を、写真付きで解説します。 面倒な電源の取り出しから、初心者でも迷わない配線隠しのコツまで、この記事を読めばすべて解決。明日からの配達がもっと安全で快適になります!

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ドラレコは大事

記録ですよ記録!記録は大事。

何か起きた時にやはり記録があるのとないのでは説得力も決定力も違ってきます。
軽貨物運送で稼ぐなら、まさかの時の備えは必須かと。

そんなわけでやはり最初の装備はドラレコかなと。

全自動車にドラレコつけた方がいいと思いますが特にハイゼットカーゴにはドラレコが必要だと思います。

ハイゼットカーゴにドラレコが必須な理由
それは、圧倒的に「死角が多い」から。

死角の多いハイゼットのために選んだドラレコ

JADO T860-1を選んだ理由

ミラー型というのにこだわりました。なぜならドラレコ+死角の補助としても使える一石二鳥なドラレコだから。

ミラー型ドラレコ「JADO T860-1」

ハイゼットカーゴは死角が多い

もうすでに乗ってる方には周知の事実ですがハイゼットカーゴのドアミラーは死角が多いです。縦型だから?
他の乗用車では経験したことのないタイミングで車が出てきてドキッとします。(エブリィも同じ問題があるみたいです。)

自分も話には聞いてて気をつけてたけど実際に乗ってみて何度かドキッとした経験があります。

それもあったので自分の車で最初に装備するべきはドラレコとなりました。

”記録”も大事ですが死角の多い”ドアミラーの補助”にもなるかもと期待してルームミラー型のドラレコに決めました。

稼ぎたいのに事故ってたら稼げるもんも稼げませんからね。

JADO T860-1に決めたポイント

  • ミラー型であること(絶対譲らない条件)
  • 画角と画質(広角なので死角の補助になる)
  • 価格(が安い。15000円前後で買えるのは魅力)

JADO T860-1はバックモニターとしても優秀

夜も結構鮮明に映るので安心感があります。

JADO T860-1の夜間走行時の映像イメージ
JADO T860-1の夜の使用イメージ

実際に取り付けるにあたって、僕が使った工具とパーツは以下の通りです。

ドラレコ取り付けに必要な工具とパーツ

ドラレコをハイゼットカーゴ【s700v】に取り付ける

【s700v】の電源の取り出し方(ACCから)

まずは何より電源の確保。JADO T860-1の電源はシガーソケットから取ることになっています。

それは嫌

見た目が嫌

そもそもシガーソケットは基本的には空けときたい。いざというときの為の電源にしたいです。シガーソケットのケーブルを切ってプラスとマイナスに分けて別の電源からいけるかなと思ったんですが、調べたらどうもそれは良くないらしい。特に自分は素人だし切るのはやめとこうかと。

残る手段はシガーソケットの増設

購入したのはこちら。まずはこれを取り付けてダッシュボードの裏にでも潜ませておけば目につかないところで電源を確保できます。

電源はヒューズボックスから取り出します
いろいろありますがハイゼットカーゴのヒューズボックスから取り出す場合、まずはこのヒューズ「P/OUTLET」。

これがig電源で汎用性があるみたいです。

それでも一応、検電テスターでイグニッションのオンオフの電源の有無を確認します。イグニッションオフの時、電源は来てません。使えます。

説明書の通りプラスとマイナスを間違えないように接続。

アースはここから取りました↓

しまう前に通電確認をしたら自分はシガーソケット本体を見えないようにグローブボックスの裏に転がしました。下に出てくるようならどこかにタイラップ的なものでとめますが今のところ大丈夫です。コロコロもしてません。

この時点でケーブルを全部繋いで映るか確認しました。問題なければカメラの取り付けに進みます。

詳しい電源の取り出し方の記事はこちら

カメラの取り付け位置を決める

さぁ、電源の確保ができたら難しいところはほぼ終了。あとはいよいよドラレコの取り付けです。

まずはカメラ

リヤカメラとフロントカメラの2つのカメラがあります。形が違うので間違えないように良く確認します。

フロントカメラは簡単に決めました。正直フロントカメラは舐めてた。
舐めてたからこそ、これが後に唯一の失敗もなりました。

フロントカメラの位置

運転に邪魔にならないことしか考えずにこの辺かなと決めて貼り付けたのですが
ワイパーの動作範囲外でした。雨の日とか汚れとかで映りが悪くなってしまう・・・

フロントカメラがワイパー範囲外に取り付けられた状態

まぁでも張り替えるほどでもないか

と自分に言い聞かせて終わりにしました。

でも大事なのはリヤカメラ!死角の補助としても使うのがメインだし、ドラレコとしてもしっかり映ってほしい。

リヤカメラに至ってはそもそも車内に着けるか車外につけるかも大きな悩むポイント。自分もかなり悩みました。

リヤカメラの取り付け位置は車内か車外か問題

リヤカメラが車内の時のメリットデメリット

メリット

  • 雨の日でも見える
  • 障害物等が当たって位置がずれたり外れることがない

デメリット

  • 駐車時にバックカメラのような使い方はしにくい
  • ガラスとフィルムがある分、暗くなるからISO感度が上がる。ISO感度が上がると画質は下がる。
  • リヤワイパーがない車には向いてないかも

リヤカメラが車外の時のメリットデメリット

メリット

  • 晴れてればよく見える
  • 駐車時にバックカメラ的な使い方ができる
  • 視野はやはり広くなる

デメリット

  • 雨の日は使い物にならない時がある
  • 悪戯されたり障害物で動く可能性がある

正直、車の形状とか運転の仕方とかで一概にこれというのはありませんがハイゼットカーゴで言わせてもらうなら"車内"かと

なぜか

自分は幌つきの軽トラも運転するんですがそれにリヤカメラが着いているんだけど
雨の日、特に土砂降りの日はほぼ何が何だかわからない状態になります。見えない。雨の日こそ見たいのに笑

雨の日に車外に取り付けたカメラの視界不良状態
雨の日の車外カメラ

車外にしたときの雨の日見えないというデメリットが大きすぎて自分は車内にしました。

ハイゼットカーゴだと形状的にも着けやすかったし、今のところ大正解だと思っています。

そんなわけで僕のリヤカメラの位置はここ!

ハイゼットカーゴ車内中央に取り付けたリヤカメラ
ど真ん中にしました。

貼り付ける前にシリコンオフでしっかり拭き取りましょう。

掃除をしたら貼り付けて完了。

外から見たリヤカメラの設置状態
外から見るとこんな感じ

リヤワイパーギリギリ

カメラ位置が決まったので次は配線の取り回し&配線隠し(これが命)

極力見せないようにしたい

配線の取り回し

ハイゼットカーゴ車内でのドラレコ配線の取り回しイメージ
配線のイメージ

必要なケーブルは

  1. リヤカメラから本体(モニターミラー)
  2. 本体から電源ソケット
  3. フロントカメラから本体
  4. GPSから本体

番号は別に取り付け順ではないです。順番はなんでも大丈夫。最長はリヤカメラのケーブル。

オーバヘッドシェルフは全てのケーブルが通るから外した方がいいですが、僕は外す方が手間そうだったので外さずにやりました。なんとかできました。

外したのは②と④のためにピラーとダッシュボードを外しただけ。ただ、ちゃんとやりたい人はオーバーヘッドシェルフも外してからやった方が安心で簡単です。

いよいよ配線を通します。まずはピラーとダッシュボードは外しておきます。

【取り付け手順①】リヤカメラの配線

なんかここにいい感じの穴があったので通しました。
通しましたが蓋が締まらなくなったので中途半端になっています。そのうち蓋にケーブル用の穴を開けたいと考えています。とりあえずはこんな感じ。

リヤカメラ配線を通したリアゲート付近の様子

別に通す必要ない気もします。ここを通してケーブルを上に持ってきたら梁のような金属の後ろを通しながら前まで持って行きました。

車内天井の梁を通したリヤカメラ配線

前まで持ってきたらオーバーヘッドシェルフの中に突っ込み、フロントガラス側の縁を指で下に引っ張ります。引っ張ってできたオーバーヘッドシェルフの隙間からケーブルがフロントガラス側に出るように引っ張ります。ここは結構力を込めて引っ張って隙間を作りました。

ある程度長さが出たら本体を接続。余ってたるんでるケーブルは指でオーバーヘッドシェルフの中にねじ込みました。

バックギア連動用のケーブルについて

自分はとりあえず使うつもりが無いのでまとめてここに放り込んでいます。
使いたくなったら繋げるつもりですが現状満足してるのでひとまず使わないつもりです。

まとめて保管したバックギア連動用ケーブル

【取り付け手順②】本体から電源ソケット

オーバーヘッドシェルフのところはリヤカメラと同じ。ピラーを通してダッシュボードの隙間からグローブボックス裏まで引き込みます。ここも配線通しなしでできましたがあった方がいいと思います。下まで通ったら増設したシガーソケットに差し込んで裏に隠せば完了。貼り付けてもいいし他のケーブルとタイラップ等で接続してもいいと思います。僕は何もせず転がしています。

リヤカメラから本体は写真のように助手席側の天井の梁?的なフレームの後ろを通して前まで持っていきました。
前まで来たらオーバーヘッドシェルフの中を通してピラーに通します。自分は配線通しがなかったので強引にケーブルを突っ込んで反対から出るまで何度も押し込む方法でなんとか通せました。余ったケーブルはオーバーヘッドシェルフの中かピラーの中に隠します。

【取り付け手順③】フロントカメラから本体へ

フロントカメラから本体は近くて楽勝かと思いきや逆に近すぎてケーブルが余る問題が勃発。

うぬぅ

余った分は指でオーバーヘッドシェルフに捩じ込んで隠しました。結構固いからぐいぐい力技で押し込みます。
ケーブルが通る順番的にはカメラ→オーバーヘッドシェルフ→本体って感じです。

【取り付け手順④】GPSの取り付け

これはGPS→助手席側ピラー→オーバーヘッドシェルフ→本体の順で配線しました。

GPS自体は貼るだけ。大体フロントウインドウとかに貼ってるので多分隠すと良くないのでしょうw

自分はこの辺に着けています。貼ってないけど正常に機能してるし動きもしません。

時間帯の設定

バックギア連動のケーブルを繋いでないので設定はこれだけ。
これは間違えると一回初期化しないと変えられないのでめんどくさいです。

GMT+9

に設定します。これだけで時計も合います。

取り付け手順まとめ

  1. 電源の確保と通電テスト
  2. カメラ位置の確認(つなげた状態でモニターで確認)
  3. カメラを貼り付け
  4. 配線を隠しながら(たぶん1番大変な作業)カメラとミラー型モニターを繋ぐ
  5. GPSを貼る
  6. ミラー位置の調整後、動作確認
  7. 外したパーツ(ピラーなどを戻す)
  8. テスト走行

【レビュー】JADO T860-1は昼間見にくい?→原因は”角度”だった

amazonのレビューに"晴れてる日の昼間は見え辛い"と書かれてるのを何件か見たのでどんなものかと思っていましたが、使ってみると晴れてる日の昼間でもとっても見やすい。なんだ?あのamazonレビューはと思っていました。

しかし、ある日

あれ?なんだかとっても見にくいじゃないの

という日がありました。

なんだ突然。今までそんなことなかったのに!!

でも冷静になればわかるんですがミラー型モニターの”角度”の問題でした。実際のバックミラーとしても使える角度にしてしまうとモニターとしては確かに見づらくなります。外が写ってしまうと太陽の光には勝てない。

対処法は簡単。角度を変えるだけ。思いっきりドライバーの方に向ければ解決です。横軸も縦軸もね。

どうせならミラーとしても使える角度にしておこう。と考えてしまう気持ちはわかるんですが、ここは我慢してドライバーに対して正対になる角度が正解です。

ハイゼットカーゴ【S700V】を自分なりの配達仕様にDIYする。
第1弾「ハイゼットカーゴにドラレコをインストール」まとめ

思った以上に頼もしいです!「JADO T860-1」リヤモニターとして頼りまくっています。駐車時は下までは映らないので純正のバックカメラのようにはいきませんが、そもそも軽なんで駐車で困るシーンは少ないかと。インストール作業は3時間かからないくらいでできました。事前にあれこれ決めてたし必要なものを揃えてたから早かったのかもです。

次回は配送業に必需品の台車の収納を格安で作る方法

弊社は「台車」と「輪止め」と「ラッシングベルト」が必須の3点装備ですが他の会社も大体そうではないでしょうか?しかし軽貨物に台車ってスペース取られます。ただでさえ狭いのにどうにかならないものか。しかも安く。

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